前回の投稿でご説明いたしましたように、当社は、RoHS指令において適用除外となっている水銀含有の光源（ランプ）について、長年培ってきた技術を結集して水銀とは無縁のLEDやLDでの代替を推し進めることによって、脱水銀社会の実現に貢献したいと考えております。

以下の表では、水銀が含有されていながらも、RoHS指令において適用除外となり製造販売が認められている光源（ランプ）についてまとめました。
実際には、水銀の含有量の違いなどによってもっと細かく分類されているものもありますが、この表に記載しているもので、代替技術の検討をする上で必要なものはほぼ網羅されております。
大別しますと、街路灯やグリーンハウスの照明に使われている灯火色に発光する高圧ナトリウムランプ、紫外線を発して殺菌用途に使われる低圧水銀ランプ（いわゆる殺菌灯）、露光に使われるショートアーク水銀ランプ、塗料硬化などに使われる高圧水銀ランプ、高出力のプロジェクターに使われるプロジェクターランプなどがありますが、当社と致しましては、これらをLED/LDで代替して脱水銀を推し進めることを大きな目標としております。

次回投稿からは、実際のLED/LDでの代替例について、具体的にご紹介してまいります。