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2022.4.26

植物育成用LED(Hortisolis™)のご紹介

日亜化学工業株式会社(本社:徳島県阿南市、社長:小川裕義 以下「当社」)は、植物育成に必要な光だけを1パッケージに全て組み込むことで、最大限のエネルギー効率で植物工場の単位面積当たりの生産効率を高めることを可能にしたLED、Hortisolis™の販売を開始しましたのでお知らせします。

近年、天候異常や自然災害の影響を受けずに、年間を通じて安定かつ計画的に野菜や果物を生産できる植物工場が増えつつあります。植物工場には、太陽光は全く使わずに人工光だけを利用する閉鎖型植物工場と、基本は太陽光を利用しながら補助的に人工光を利用する太陽光利用型植物工場の二種類がありますが、特に閉鎖型植物工場においては、植物育成に必要な光を人工光だけでまかなわなければならないために、最小限のエネルギー(電力)で最大限の収穫量を実現する光源が必要とされます。

当社は、長年つちかったLEDと蛍光体の技術を組み合わせることによってこの課題を解決すべく、上海に持つ閉鎖型植物工場で繰り返し実証実験に取り組んできました。その過程で、植物が他の植物や葉の陰に入ったことを認識するとより良い光環境を得ようとして茎を伸ばそうとする避陰反応効果にも着目し、また植物工場で働く人の作業環境も考慮した結果、白色に近い光でありながら最小限のエネルギーで最大限の生産効率を実現するLEDの開発に成功しました。このLEDが、現代社会が直面する気候変動問題や、それによって深刻化する食糧問題を解決する一助となることを期待しています。

当社は、今後も社会の役に立つ製品の開発に努力してまいります。

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